フェルール端子アイクリンプ圧着とは?


アイクリンプ圧着とは、フェルール端子の接続信頼度を高める

特殊圧着断面の圧着工具及びダイスです


MPAE2R

フェルール端子

0.14-2.5㎟

国内在庫


MPAE6R

フェルール端子

1.5-6㎟

国内在庫


MPAE16R

フェルール端子

10-16㎟

国内在庫


MPAE25R

フェルール端子

10-25㎟


MPAE50R

フェルール端子

10-50㎟


MPAE95R

フェルール端子

50-95㎟



【フェルール端子の圧着方法と問題点】

フェルール端子の圧着方法は、その断面形状から「台形」「四角」「六角」に区分されます。

欧州ではフェルール端子の対象は複合撚り線導体(素線が細く素線数が多い導体)が主流です。

圧着方法の違いは、仕上外径、プレス効率、端子台挿入性、引張強度に差が発生し、電気的には、

接触抵抗や温度上昇などに影響します。接触不良などを引き起こしトラブルの原因となります。

 

インターケーブル社は、この部分に着目。より高い性能をもつアイクリンプ圧着開発

【インターケーブル社について】

インターケーブル社は、電設工具全般とフェルール端子、および高電圧用の端子の双方を

製造供給する世界的メーカーであり、双方の分野に関する知見と技術力を有しています。

本社はイタリア、主力製造工場をドイツに有します。

【アイクリンプ工具開発について】

インターケーブル社の経験により、製造メーカーが異なるフェルール端子をどのようにして

高い性能を有した接続が可能かを研究し、それを自社の圧着工具に反映させました。

このテクノロジーはフェルール端子工具から高電圧で接続される導体圧縮にも応用されています。

【アイクリンプの特徴とメリット】

●圧着後の外バリを無くし、外径を小さくすることができる

●圧着後の銅管部表面に微細な突起がない

●高プレス効率は良好な引張強度を実現する

●端子台挿入がスムーズになり、作業時間の短縮につながる

●総合的に信頼度の高い接続を可能とする

アイクリンプのイメージ

フェルール端子の電気的接触が性能を左右します

一般的な圧着プレス形状と比較し、最もコンパクトで突起がない圧着方式です

【検証による圧着後の外径比較データ】

導体はCV5.5㎟を使用、フェルール端子は6㎟用を用いて比較をした結果

【アイクリンプの圧着断面形状写真】

アイクリンプ工具を用いるだけで非常にコンパクトな外径=高いプレス効率

が確認できました。欧州ではアイクリンプの導入が進んでいます。

 

国内でも徐々にアイクリンプ圧着工具の納入が始まってきています。

国内に在庫を置いています。

ユーザー様の品質管理や工具選定の参考になれば幸いです。

 

インターケーブルのフェルール端子用アイクリンプ圧着工具は以下リンクより

ご覧いただけます。

 

フェルール端子圧着工具